グアム島戦争遺跡めぐり2 ピティからアガット

グアム戦争遺跡めぐり1のつづきは、島の中部からMarine Corps Drive(ハイウェイ1号線)を南下して、第二の上陸地点であるアガットまで行きます。

ピティ・ガンズ(Piti Guns)

アサンビーチを見下ろす丘に設置された、旧日本軍の砲が3台保存されています。車を降りてジャングルをハイキングして見学します。片道徒歩5-10分の山道ですが、ジャングルの中には大量の虫がいますので、虫除けが必須です。

狭い山道の入り口から坂を上った地点にある、1台目の砲台です。ピティ・ガンズにある砲は50口径三年式14cm砲というものだそうで、元々は戦艦用の砲らしいのを陸上でも使用していたようです。保存用の塗装できれいに塗りなおされています。

平坦な山道をすすむとすぐ現れる2台目の砲は、アメリカ軍の砲撃で台座が破壊されています。

3台目の砲は、周囲を固められています。当時は眼下に海岸が見えたのでしょうが、いまは木々が生い茂って視界をさえぎっています。

これら3台の砲とも、島民が駆り出されて人力で運搬して設置されたとガイドの方の説明でうかがいました。そしてここにある3台は、上陸地点近くに設置されているにもかかわらず、いずれも実戦では使われなかったそうですが、上陸戦の当時の状況を伝える貴重な記録です。

ピティ・ガンズへの行きかた

Marine Corps Drive(ハイウェイ1号線)から近いのですが、現地まで誘導する看板などは立っておらず、わかりづらいです。Assumption Churchと書かれている教会を目指して、住宅街の道路を進みます。こちら360GUAMのページのガイドが写真付きで分かりやすいですが、Marine Corps Drive沿いの公園付近スタートとなっているので、車で現地まで行ったツアーでは、Assumption Steetを進んで教会近くの空き地に停めていました。

Guam Veterans Cemetery(グアム退役軍人墓地)

場所柄写真はありませんが、Pitiにあるグアムの軍人墓地には、1944年の奪還戦当時、仮の墓地が設置され、多数の米軍兵士が本土に移送されるまでの間、一時的に埋葬されたということです。多数の墓標があった当時の写真を、博物館で見ることもできます。
場所はPitiのMarine Corps Driveとハイウェイ6号線との交差点付近です。

T. Stell Newman Visitors Center (太平洋戦争記念館・ビジターセンター)

Piti Gunsから5kmあまり南下した海軍基地エリアの入り口にある、太平洋戦争記念館です。2008年に開業した新しい施設です。館内ではアメリカ軍の解放作戦の映像や各種の記録だけでなく、戦前から旧日本軍の占領下、戦後のグアムに関する展示があります。

館内の解説は日本語と英語の併記が多くの展示でされており、10分程度のフィルム映像も、日本語版があります。グアム戦を学ぶには最も適した施設といえます。

一通り展示を見た後にはブックストアもあります。写真のガイドブックをはじめとするグアム戦に関連する商品も一部ありますが、各種太平洋戦争の書籍、アメリカ軍関連のグッズが多数販売されています。

記念館の建物の前には、旧日本軍の二人乗り潜水艇が展示されています。

T. Stell Newman Visitors Centerへの行きかた

Marine Corps Drive(ハイウェイ1号線)沿いの、海軍基地エリアの手前の、わかりやすい場所にあります。下記のページにほかの戦争遺跡全体も表示したわかりやすい地図があるので参照してください。

公式Web: War in the Pacific National Historical Park Guam(Pacific Historic Parksのページ)

営業時間: 毎日午前9時から午後4時30分までです。

Ga’an Point(ガアン・ポイント)

グアム島の西岸を2手に分かれた海兵隊の上陸舞台のうち、アサン・ビーチともう一方の上陸地点が、アガット付近の海岸です。ガアン・ポイントと呼ばれるこのあたりは公園として整備されています。

だたっぴろいアサンビーチと異なり海岸付近に小さな丘もあるこの場所の水際には、旧日本軍が掘ったと見られる壕や建造物の跡がいくつか残っています。中に入ることもできそうですが、特に補強されているわけでもないので、控えたほうがよさそうです。

当時ここに設置されていたわけではないとおもいますが、ガアン・ポイントが上陸地点で戦場だったことを示す海岸のシンボルとして、機銃と砲が置かれています。こちらは九六式25mm高角機銃という、艦船用・陸上用の対空機銃だそうです。その銃身は、いまでは平和なグアムの青空に向けられています。

海に向かって右手に見えるのは、オロテ半島とよばれた、いまでは全域に海軍基7地のおかれている小さな半島です。飛行場のあったこの半島を占領するのに、4日間にも及ぶ激戦が繰り広げられたそうです。

波打ち際の左を見ますと、コンクリートの残骸が列を成しているのが見えます。戦争当時のものかと聞いたところ、戦後に使われていた、補給施設の跡だそうです。

小高い丘を登ると、陸側には旧日本軍が陣地を築いた山々が見えます。この山の先には、兵士が戦闘終結後も多数潜伏していた島南部のジャングルが広がっています。島民が収容されていたキャンプの跡などの遺跡もあります。

お昼も過ぎて暑い中、ここが1944年に激戦が行われた戦場だったことを示すいくつかの残がいと、南の島のビーチ感全開のビーチの景色を後に、戦争遺跡ツアーを終えました。

ガアン・ポイントへの行きかた

T. Stell Newman Visitors Centerの先をすぐ左折し、島の南部に向かう、ハイウェイ2号線沿いです。Google MapではなぜかRestroomがポイントになっていますが、駐車スペースはこのRestroomの手前にあります。

第二次世界大戦戦争遺跡ツアーの紹介

Discoverguam.comのツアーは所要時間はおよそ4時間、半日でめぐる日程です。申込み時に指定したホテルへ送迎してくれます。午後便で日本へ帰国される前に、何かオプショナルツアーでもと参加される方も多いと伺いました。サイトは英語ですが、日本語で対応できるガイドの方もいらっしゃいます。

島の中部のみのコースであるため、一日かけて島の南部や北部の戦争遺跡にも行くのであればレンタカーで回った方がすべて回れますが、主要なスポットを短い時間で回りたいならツアーのほうが楽です。

ツアー代金: 80USドル。1名参加は+50USドルで、計130USドル(2017年6月現在)
申込方法: Discoverguam.comのサイトからフォームで申込
確認事項への質問はメールで来ますが、英語で簡単なやり取りができれば問題なさそうです。

公式Web: Discoverguam.com

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