かつてのルート66一番の大都会 セントルイス St. Louis, MO

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ミズーリ州の州都セントルイスは、1904年には万国博覧会とヨーロッパ以外で初のオリンピックが開催された歴史ある町です。ミズーリ川の水運の要衝、工業都市として栄え、1948年発行のルート66ガイドには人口80万、全米で8番目の大都市と記されていて、ルート66沿線で最大の都会でした。

しかし1950年代以降の長い衰退の結果、人も企業も流出が続き、セントルイス市単独の人口はいまでは30万あまりに激減しました。それでも郊外に広がった都市圏全体の人口は、いまでも200万を超えている大都市です。飛行機の就航先も多く、旅行の拠点にも便利な町です。

Chain of Rocks Bridge

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セントルイスには東のイリノイ州側との間を流れるミシシッピ川を渡る橋がいくつもあり、ルート66の時代にも輸送力の向上のためいくつもの橋が建設されました。その中でもルート66名所として有名なのが、「Chain of Rocks Bridge」です。1929年に開通したこの橋はいくつもの橋桁をつなぐように橋が繋いで連なっています。完成当時は大きな橋でしたが、別な橋もでき、インターステートも開通すると片側一車線のこの橋は廃れ、1970年に車の通行が閉鎖された後は荒廃するまま、危険スポットになっていました。1990年台後半から保存運動により、いまでは橋本体は車は通れませんが、歩行者、自転車は渡れるようになっています。

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Chain of Rocks Bridgeはミシシッピ川をI-270の南側に並行して掛かっています。ルート66マガジンで紹介された古城のような給水塔もI-270からかすかに見えます。イリノイ州側の橋への続く道、Chain of Rocks Rdに入ると、モーテルの跡地や「営業してるか怪しいモーテルがいくつか見られます。写真は1950年代に開業したという「Canal Motel」です。橋が現役のころはたいそう繁盛したそうですが、いまでは泊まる人はいるのかというたたずまいです。ここから陸橋を渡った先がChain of Rocks Bridgeですが、時間が遅くなってしまい陸橋のたもとまでしか行けませんでした。

観光スポットとはいえこの付近の治安はEZ66 Guideによるとルート66全ルート中で最も悪いエリアです。特にミズーリ州側は危険で車を止める環境になく、イリノイ州側も車上荒らしが多発しているそうです。昼間に行くのはもちろんのこと、周囲に気をつけて行ってください。

National Park Serviceのページ: Chain of Rocks Bridge
Chain of Rocks Bridgeの地図: Chain of Rocks Bridge

Ted Drew frozen custard

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セントルイスでも治安の良い西側のかつてのルート66、Chenowa St沿いに、ルート66ガイドや番組で必ずと言ってもいいほど紹介されるアイスクリーム店、Ted Drew frozen custardがあります。
1929年にフロリダで創業、1930にセントルイスの地に開店したのこの店はミズーリ州のルート66随一の人気店です。過去にはFCかの誘いを何度も受けたそうですがすべて断り、今でもこのセントルイスに2店舗あるのみです。この店の名物は「落ちないアイス」です。実演した結果を報告したかったのですが、暑い時間帯に行って程よくやわらかくなっていたため、挑戦しませんでした。

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味のほうはきっと多く日本の方の感覚的には、普通のアイスクリームです。しかし日本でいう普通の味のアイスクリームをアメリカで食べることは難しく、極甘のアイスクリームを食べた方には普通で美味しいと感じられる方が多いとおもわれます。
いつも混んでいるそうで行った時も客足が絶えませんでしたが、アイスクリームということもあり回転は良いので、寒い時期でなければぜひ立ち寄っていただきたいお店です。

公式Web: Ted Drewes Frozen Custard
facebook: Ted Drewes Inc.
Ted Drewes Frozen Custardの住所: 6726 Chippewa St St Louis, MO

EZ ROUTE

セントルイス市内のルート66は時代によってルートの変遷を繰り返し、いまでは治安の良くない場所を通っていたり、インターステートに塗り込められたりしています。EZ 66 GUIDEではイリノイ州3号線と、インターステートI-70を使うルートを紹介していまして、実際に東向きに走ってみました。

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I-70のEXIT248Aを出て、ミシシッピ川にかかるMcKinley Bridge(マッキンリー・ブリッジ)に向かいます。この橋はChain of Rocks Bridgeより古く1910年に開通した橋で、2001年に一旦クローズしたものの、2007年に通行が再開しています。

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橋を渡るとイリノイ州です。そのまま道なりに進むとイリノイ州3号線となり、I-270に向けて北上します。わざわざ右折しなければ大丈夫ですが、ルートを南に間違えてしまうと全米で最も危険な都市の常連、イーストセントルイス方面に行ってしまいます。注意してください。進んで行くと市街地の広がるミズーリ州側と違い、ほぼなにもない風景です。

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I-270にぶつかったらEAST方面に乗ります。次の出口、EXIT4で再び下りればイリノイ州のルート66の旅が始まります。すぐ出口なので通過してしまわないよう、気を付けてください。

セントルイスの治安について

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治安の悪い都市としてランキングに入ることも多いセントルイスですが、市街地の北部や川の対岸のイースト・セントルイスは全米有数の犯罪発生率であるセントルイスを代表する、危険な地域です。街中を走るハイウェイからも廃墟が見えます。これまで廃墟めぐりのスポットを幾つか紹介してきましたが、他の町とはスケールが違います。歩くのはもちろん、たとえ車に乗って通過するだけでも、近寄るのは避けるべきエリアです。
一方で数々の観光スポットや、以前紹介したセントルイス交通博物館やTed Drewのある西部は比較的治安の良いエリアであり、観光も楽しめる町です。

ホテルは街の中心部に多くありますが、ランバート国際空港(Lambert St. Louis International Airport)周辺にも、ホテル村が形成されています。治安も悪くなく、部屋代は比較的安く交通も便利、駐車場も無料です。ルート66旅行で泊まるなら、空港周辺はおすすめです。

EZ66 GUIDE 掲載ページ: MO page-3

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