はじめてのルート66旅行計画を立てる

ルート66を少しだけ走ってみる

「たった一人のアメリカ」をはじめとする旅番組のように、シカゴからロサンゼルスまでルート66をドライブしてアメリカ大陸を横断したい、と考えている方は多いかとおもいますが、現実的には鹿児島から青森の往復ほどある3,700kmものルート66を一気に走破するのは大変です。

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2週間の長期休暇とある程度の資金、体力的にも結構な覚悟が必要ですが、それは何とかなっても、つらそうなのは精神面です。
随所にみどころがあるルート66ではあるものの、道中の大部分は、時間単位でしか変わらない牧場や荒野の風景をドライブすることになるわけで、これが10日ほど続くのは初めてのルート66旅行ではおそらく苦痛です。

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また、アメリカにはルート66以外にも観光スポットはたくさんありますので、ルート66の取材でもなければ、他の場所にも訪れることなく日本へ帰国するのも少々もったいないです。ここでは、まずは一部の区間、他の観光スポットも回ることから始めて、もっと走ってみようとおもったら次の区間、全ルート走破というステップを踏むことをお勧めし、推奨ルートを紹介します。

セリグマン・アリゾナ観光ルート

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はじめてのルート66で一番におすすめする旅のコースは、セリグマンからキングマンへ続く、日本・世界でもっとも有名なルート66の残る区間と、グランド・キャニオンをはじめ多くの国立公園のあるアリゾナ観光を抱き合わせた行程です。

アリゾナルート66の走行ルート

アリゾナ州北部の中心都市フラッグスタッフからセリグマンへ向かい、西部のキングマンへと続く、300km足らずのルートです。

セリグマンについての紹介記事も載せていますが、写真や町の案内が掲載されているサイトが多数ありますので詳しくはそちらに譲ります。

フラッグスタッフ側はインターステートI-40に塗りこめられてしまっていますが、I-40の山の中のルートにはルート66終えんの地、ウィリアムス(Williams)があります。

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ウィリアムスはフラッグスタッフから西へ40-50分、1984年にルート66にバイパスされた最後の町であり、「ルート66終焉の地」として知られています。グランドキャニオンの中心地、グランドキャニオン・ヴィレッジへはアリゾナ州道64号線で1時間で着くほか、グランドキャニオン鉄道の始発駅でもあります。

フラッグスタッフに比べるととても小さい町ですが、グランドキャニオン観光の拠点都市として、町の規模の割には多くのルート66のお土産店やホテルがあり、宿泊料金もお手頃です。

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もし足を伸ばすなら、西方向はキングマンから山道を登ってオートマン(Oatman)へ、東方向ならフラッグスタッフから東側にはツインアローズに巨大な隕石の衝突跡メテオ・クレーターがあります。

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カーズにも登場した「HERE IT IS」看板のあるJack Rabbit Trading Post、「Take it easy」の舞台、ウィンズローまで行っても日帰りコースです。

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東へ向かった先、ウィンズローの町の中心にはTake it Easyを記念した銅像が建っています。Eaglesだけがひたすら流れているとおもわれるお土産店も向かいにあります。銅像の後ろの建物は火災で壁だけになってしまっていますが、絶好の記念撮影ポイントです。

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西へ行くなら Hackberry General Store は立ち寄っていただきたい観光スポットです。セリグマンとはまた違うルート66の雰囲気を楽しめます。その先のキングマン(Kingman)の町にはアリゾナルート66ミュージアムもあります。

ウィリアムスもウィンズローも小さい町で、都市と言えるのはフラッグスタッフくらいです。アリゾナ州北部は大都市も無くて車も少なく、道も簡単でルート66をたどるのが比較的簡単なのも、この区間をお勧めする理由です。

ルート66と一緒に回りたい観光スポット

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このあたり、アリゾナ州北部はグランド・サークルと呼ばれる一大観光地域にあたります。今回紹介したルート66から特に近いスポットは、以下の2か所です。

・世界自然遺産の大峡谷グランド・キャニオン
・近年人気のパワースポット、セドナ

いずれもアリゾナ州のルート66沿いの最大の町、フラッグスタッフから1~2時間です。少し離れますが、もしニューメキシコ州へと東に向かうなら、アリゾナ州の東の端、化石の森国立公園はルート66沿いです。

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グランド・キャニオンもセディナも、各種ガイドブックに詳しい説明があるので、ここでは割愛します。アリゾナ州はルート66でも特に町と町の間の距離がある地域ですので、ガソリンは十分に給油してから行きましょう。なお、たった一人のアメリカではモニュメント・バレーへ立ち寄っていましたが、ルート66からは結構外れるので、+1日の余裕と体力が必要です。

・拠点となる都市
日本から到着する旅の拠点となる都市は、アリゾナ州フェニックス、またはネバダ州ラスベガスが便利です。いずれも日本からの直行便はありませんので、ロサンゼルス(LAX)か、他の空港経由の乗り継ぎ便で行くことになります。

はじめてのルート66の旅の準備

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旅行のルートを決めたら、航空機、レンタカー、ホテルなどを手配します。 ルート66エリアを旅するのでの注意点も合わせていくつか記事を掲載しています。最新情報や詳細は専門サイトでご確認ください。

航空券を購入する
レンタカーを予約する
ホテル・モーテルを予約する
・ルート66の旅行費用
ルート66の地図を用意する

ここで紹介したアリゾナだけならルート66の道はとてもわかりやすいのですが、普通の地図にはルート66観光スポットは載っていませんので、できれば出発前にルート66の地図を用意しておいてください。

他の観光地はもう行ったからアリゾナ以外から始めてみようというときは、オクラホマ、ミズーリ、ニューメキシコなど全ルートから区間を選んでみてください。

ルート66旅行のルートを決める

オプショナルツアーでルート66へ行く

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ルート66には行ってみたいけどアメリカで運転でするのは不安、日本でも普段運転していない、21歳未満でレンタカーが借りられない、という場合にはツアーで行くのが賢明です。最初からルート66がツアーに組み込まれているコースは少ないと思います。ルート66を通る、現地オプショナルツアーに申し込みましょう。「ルート66の町に立ち寄る」と書いてある多くの場合は、セリグマンに立ち寄るツアーとなっています。

各社ともアメリカに行く旅行会社と関係なく、オプショナルツアーだけでも申し込みができます。アメリカには自分で手配してもこういったオプショナルツアーだけ、旅行会社を使えるのが便利です。現地のツアー会社が運営する英語ツアーの方がやや安上がりですが、英語の自信がなく初めてのアメリカでしたら、日本の旅行会社での予約をおすすめします。

各社とも、ラスベガス出発のツアーに設定にルート66立ち寄りコースが多くあります。ルート66がメインのツアーはなく、グランドキャニオンやセドナへ行くツアーと抱き合わせです。こうしたツアーではあくまでもルート66はおまけ扱いですので、時間の都合によって別の町や飛ばされる可能性がありますので、事前に旅行会社に確認しましょう。

HIS: H.I.S.VACATION ラスベガス発ツアー
JTB: ラスベガス(ネバダ) 現地オプショナルツアー

ルート66がメインのツアー 2017年上半期

HISから販売されている「アメリカ西部絶景ドライブ」の、ルート66とグランドサークルを巡るツアーを紹介します。

アメリカ西部絶景ドライブ
グランド・サークルの多くの国立公園、名所を回るプランです。ラスベガス発着で、アリゾナ州、モニュメント・バレーから北へコロラド州に大きく食い込むコースになっています。6日間と8日間の2つの旅程が設定されています。肝心のルート66のコースはフラッグスタッフからラスベガスへの移動日を使って、セリグマンやウィリアムズ、キングマンといったルート66の町へと立ち寄るプランです。グランドキャニオンは早朝に見るのを済ませてウィリアムズに下り、ゆっくりルート66を堪能してほしいところです。

道草旅と名乗りつつも、コースマップがきっちり設定されています。レンタカーの使い方も説明しているなど、初めての方を意識したツアーです。

海外レンタカーご利用ガイドページでは、初めての方向けのレンタカーを借りる注意点が書かれています。日本では見かけることのない逆送防止装置についても、「出入り口のギザギザに注意!」と呼びかけています。実際パンクするようなので注意ください。 保険はどのレンタカー会社で借りても込み込みになっているようなので安心です。
ルート66のレンタカーを借りるのページでも、注意点をいくつか書いています。

JTBのルート66ツアーでは陸路で行く世界遺産グランドキャニオン1泊2日がグランドキャニオンがメインで宿泊先でもはありますが、往路にセリグマンに立ち寄ることを売りにしたツアーです。ハーレーで回るようなツアーは別として、自分でドライブするツアーの設定はありませんでした。

グランド・キャニオン、グランドサークルを観光におすすめのガイドブック

Lonely Planet Arizona

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アリゾナ州の観光スポット、国立公園の詳細情報を掲載、他のLonely Planetシリーズ同様、客観的な視点の文章で解説しています。車で移動する前提の内容なのも、使いやすいです。
グランド・キャニオンは多くのドライブルート、トレイルを紹介、さらにアリゾナ全域がテーマの本なので、ルート66本や日本のガイドブックには載っていない、フェニックスやツーソンといった南部の都市にもページを割いています。

グランドサークル&セドナ アメリカ驚異の大自然を五感で味わう体験ガイド (地球の歩き方GEM STONE)

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このエリアに特化した、恐らく唯一の日本のガイドブックです(セドナ本は除く)。グランドサークルの各地の国立公園、観光スポット、先に紹介したキャニオン・デ・シェリーやメテオ・クレーター、化石の森も掲載されています。地球の歩き方シリーズにしては写真を多用し、どこへ行こうかイメージするにも役立つ一冊です。

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はじめてのルート66旅行計画を立てる への4件のフィードバック

  1. ピンバック: ルート66旅の準備 旅するルートを決める | ルート66と旅の記録

  2. ピンバック: セリグマンからキングマン Seligman to Kingman,AZ | ルート66と旅の記録

  3. ピンバック: 日本に最も近いルート66の町 ヴィクタービル Victorville,CA | ルート66と旅の記録

  4. ピンバック: たった一人のアメリカ 訪問地めぐり | ルート66と旅の記録

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